ミモザ

朗らかなイエローの春を告げる花、ミモザの季節が訪れた。

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旧白洲邸武相荘で買い求めた一輪挿しに活けて眺めながら、小さな発見の喜びや希望を含んだ驚きが無数に弾けているようだと感じた。
こういう花はあれこれ組み合わせて飾り立てるより、シンプルな器で自然のままの風情を楽しみたい。
中村一也氏の作品は、そんな想いにしっくりと応えてくれる。


白洲正子さんは「日本のたくみ」のなかに、こんな言葉を残している。

生活と仕事が分離したところに、美しいものは生まれない。それが日本の伝統というものだろう。
福森さんのような職人に接するとき、明日の文化は都会からではなく、足がしっかりと地についた人々の中に、鬱勃と興って来るに違いない、そう私は信じている。

丹誠な暮らしの中で育まれる身体と感性。
それが創り出したものは美しく、そして手触り、馴染みが良い。
そういうものは人の手に渡っても暮らしを心豊かにし、慈しまれる。

ダンスの美も、まずは暮らしからだ。きっと。

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