頭と身体が分離していない行為

昨日の「子どもの理解」についての講義の中で、ちょっと雑談的に出てきた「指掛け算」
下の記事は指先をつける式だが、講義では指を立てるだけのカタチで紹介された。



私たちは九九を丸暗記する形で掛け算を学習するが、アタマだけでなく指(身体)を動かして、答えを導き出し、数のしくみを捉えるという、その古来からの方法に小さくはない感動を覚えた。

それは指立てのワークそのものでもあり、そこに体感や身体のカタチのイメージが伴いながら、数の概念が結びついていく。頭と身体が分離していない行為だ。
算盤も道具は用いるが、数字だけではなく身体を動かす感覚や触感、文字以外のカタチのイメージが伴うように。

確かに九九の方が効率は良いだろう。でも、そんな風に身体を動かしながら考えるというプロセスによって結びつくものが、それでは育たないのではないかという気がする。

計算の基礎という、世界を捉える入り口にそのような体験があるのか、概念上の操作だけなのかによって、その後に積み重なっていくものが創り出す世界観もずいぶんと違うのではないだろうか。

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今日は支援のあり方と心についての学びの時間。