着ぐるみ

降り続いていた雨も出張講座が終わる頃には上がって、また少し青空がのぞき始めた。

月に一度レギュラーでご参加下さる方が殆どだが、お仕事の都合でランダムにしか参加できない方も数名いらっしゃる。
それでも、ホームワークを続けながら真剣に取り組んで下さる方々なので、調整がついた月はウェルカムでご参加戴いている。

流石に1年半近くなるとコンスタントに続けている方との違いは如実に表れてはくるが、ただ、私はそれを優劣では捉えたくない。その人のテンポ、リズム、環境の中でそれでも成長していくものがあり、何よりそうしてどういう状況でも積み重ねていけるということが尊いことだと思う。

今日は講座のあとに少し先生とお話をさせて戴いたが、「着ぐるみ」という表現が面白かった。
それまでの自分のバレエの着ぐるみを、きっちり着込んでいるほど、着るのに苦労してきたほどそれを脱ぐのは怖かったりもして、脱げと言われると余計に首元までファスナーをきっちり締めてしまいがちなものかもしれない。

だが、着ていることすら忘れるほどになってしまっていれば、やはりどこかに偏りが生じるもの。脱ぐこともできて、着ることもできる…それが健やかさなのではないだろうかというようなお話をした。

そのダンサーとしてのご経験も、指導者としてのご経験も一旦脱いだところから体験してきて下さった先生の「本当は、ダンサーがこのプロセスを体験出来たら、ダンサーとしての寿命ももっと続いていくのでは…」というお言葉が印象に残った。

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