香り

昨日の出張講座では、
その多くの時間を手や肘のワークで進めた。

今回の講座のスタート時から続けている方もいらっしゃれば

1年ほど後から参加し始めた方もいらっしゃるが

そうしてじっくり取り組んだ後に寝返りをしてみてもらうと
「すごく楽!」という声があちこちから上がっていた。

スタート時から続けている方にとっては

手ができていなければ
実は寝返りもできてはいないということを

感じられた時間であったと思うし
途中から始められた方は特に顕著に変化が見られた。

肘のペアワークをしている際の様子を
先生と見守りつつお話しさせていただく中で

相手のサポートをしていたり
人の動きを見ているようなときの

むしろ、自分に意識が向いていないときの立ち姿が

するっと綺麗になっている方の姿に
「そうそう、バレエのレッスンの中でも

あんな感じでスッキリ立っていたりするんです。」と
仰っていらして、先日戴いたご報告の

ナチュラリゼーションは
自分よりも
むしろ他者の方が本質に気づけるような感じがありますね。

というお言葉がそこに重なった。

 

そして、先生が綴って下さった

それら全部
意図したり意識したりして出てきているわけではなく
自然な立ち上がりとして
その方その方の中から薫ってくる感じなので
だからご自分では同じようには感じられないのかもしれません。
薔薇は香りを自分に向けているわけではありませんものね・・・。

というお言葉を思い出しながら

その場に広がる香りを感じたひと時だった。

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そう、私は「かおりを自分に向けているようなダンス」に
違和感を覚えるのだ。

技術がどうでも良いという訳では決してないが
自分が「見せている」と思っている以外のものを
むしろ人は見ていたり、感じ取ったりしている面が
ダンスには多いように思う。

言葉のない行間に漂う何かを感じるように。