胎児の動き

先日、娘が病院で戴いたエコーの動画を見せてもらった。
私の時代はコピーの紙片だけだったが、今はUSBメモリに入れてくれるのだそうだ。

1分ほどのその動画を見てみると、まあよく動くこと(笑)
やがて母となる彼女自身もよくお腹の中から蹴っ飛ばしてくれた^^;時の体感を今もはっきりと思い出せるが、きっとこんな風に活動していたのだろうと思うような、結構ダイナミックな体幹や脚の動きだったり、寝返りのような動作をしようとしているのもよくわかる。

お腹の中から出てくると、重力と関わりながら動くことを学ばなければならないが、こうしてまだ生まれてくる前から、ダブルタッチを含めた触覚や聴覚、前庭感覚なども育まれながらその準備は始まっているのだなということをしみじみと感じた。

そう感じてみるとなおのこと、胎児が十分に動けるようなお母さんのリラックスした居心地はとても大事なように思える。

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左上:両足で蹴ったり
右上・左下:走るように左右相互に動かしたり
右下:あ、左手も使いながらこっち向いた!回旋しようとしているんだな〜

 

 

これまで身体の内的な表象については、身体図式や身体イメージという用語が用いられることが多く、前者が無意識な状態でも把握されている身体の位置関係であるのに対し、後者はそれを意識的にイメージされたものとされることが一般的である。しかし、筆者は身体図式が純粋に体性感覚的なもので、身体イメージが視覚と統合された視覚的な身体表象を含むものであると考えている。なぜなら純粋に体性感覚的な認識というのは意識化されにくいだろうし、逆に自分の身体に意識を向けた途端、視覚的なイメージが必ず絡んでくると思われるからである。したがって身体図式は体性感覚的身体表象に、身体イメージは視覚的身体表象に相当することになる。

ここで断っておくが、この体性感覚的身体や視覚的身体は、実際の物理的に存在する身体とは必ずしも同一であるとは限らない。あくまで一人称的な、その当人が認識している身体を指している。よって自己の身体イメージを誤って認識している場合も当然起こりうる。

引用元
リハビリテーションのための発達科学入門ー体を持った心の発達
浅野大喜 著 共同医書出版社

リハビリテーションのための発達科学入門 身体をもった心の発達