滑らかな伴奏

動き出す、おそらくはコンマ数秒手前の
「何かをしよう」から生じるノイズが
随分と無くなったと感じた。

その方の場合
以前はそれが首から背中にかけての
微かなラインの変化によって
見えてしまうようなことがあったが
「間」にそうしたものが浮き立ってこなくなり
全体を通じて滑らかな伴奏が続いているような
途切れない流れが心地よく感じられる舞だった。

 

私には上手く言葉に言い表せないが
踊りが描かれるキャンバスの肌理が
確かに変わっていることに
重ねてきた時間の中で
その方の背景に浸透してきているものを
感じた晩だった。

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